零のかなたへ

同じく梨元さんの記事によると「The Wings of God」がアメリカ進出を果たしたらしい。

そう!あの『金太ぁ==』『兄貴ぃ==』、『零のかなたへ』ですよ。

ロスに続いてワシントン、ボストン、デトロイドなど、全米11ヵ所での公演が決まったそうです。ドイツ系アメリカ人のコメディアンが1945年にタイムスリップし、特攻隊員になってしまうと言う話で、全編英語で貫かれているらしい。監督・主演の今井雅之さんによると『ラッキーです。それより、映画自体を評価されたことが嬉しい。これを原点にして、これからもアメリカでいろいろやって行きたい』とのことです。

すごいなあ。ギフトに出ていた時はあまり好きなタイプではなかったんですが(失礼)こんな立派なお芝居を長年にわたって、主張して言っていらっしゃった人だったんですね。
先日の広島での慰霊祭にも、アメリカ人がリーダーとなってアメリカにこの悲惨な被爆体験を伝えて生きたいとおっしゃっている方がいらっしゃいました。外国にいるとホンと日本人って慎み深くて控えめでそして何事も水に流すことを潔しとしている民族だと感じます。でも、この戦争の悲惨さだけは、声を大にして伝えていかなくてはいけません。

剛君がこんな素晴らしいプロジェクトに関っていて下さったことに感謝・感動です。

ただオーストラリアに攻めてきた唯一の敵国が日本人と言うこともあります。戦争記念日には日本人が外を歩かないほうが言いと言われてきました。62年経とうと、悲劇は悲劇のままなんです。このオーストラリアで『零のかなたへ』を上映していただく日は来るでしょうか。

剛君が特攻隊員を演じ、その基地を訪れ『何で、何でと思っていた』て言ってましたよね。
愛する人を守るため、みんなが同じ気持ちなのに敵と味方にわかれ殺し合う、そんな不条理な時代に生まれなくてありがたい幸せです。

剛君のおかげで素晴らしいお芝居に出会いました。アメリカでの成功をお祈りします。